個人旅行でドゥブロヴニクに行かれる方に向けて、隣国モンテネグロのコトルへ日帰り旅のTipsを紹介しています。日帰り旅のイメージが湧く動画をこちらに載せていますので是非合わせてご覧ください♪
コトルとは?
コトルとはモンテネグロにある、古くから港として栄えていた城塞都市です。周りをフィヨルドに囲まれた自然の絶景、城壁に囲まれた中世の街並みの両方を一気に味わう事ができる世界遺産です。
クロアチアのドゥブロヴニクから車で2時間半程度なので、ドゥブロヴニクからの日帰り小旅行にお勧めです。
アクセスの3オプションと比較
ドゥブロヴニクからコトルに行くにはレンタカー、バス、ツアーの選択肢がありますが、今回私たちは値段と自由時間のバランスからバスを選びました。バスはgetbybusというサイトで予約し、往復50ユーロでした。
ドゥブロヴニクのバスステーションは旧市街からは少し離れたGruzエリアに位置するのでご注意ください。(ドゥブロヴニクのエリアについての記事はこちら)
ツアーの場合は英語の現地ツアーはGet Your Guide、ViatorやVeltraなどのサイトから予約可能で、1人60ユーロ程度〜でした。
コトル以外にもう一つ街を訪問するツアーが多いようです。口コミによると、自由時間が少ない点、各ホテルへのピックアップに時間がかかりすぎる点、添乗員は特に説明などはしてくれない点を念頭におく必要がありそうです。ただ、トータルで考えると個人でバスを取るよりもツアーを利用した方が良いと思いました。理由は後述します。
EUからEU外の国への陸路での国境越え
クロアチア(EU)からモンテネグロ(EU外)に向かう往路ではまずクロアチアの出国手続きを踏みました。全員バスから降ろされ、クロアチア側の検査官に出国スタンプをもらいます。再度バスに乗り込み数分走ったところところで再度バスから降り、次はモンテネグロへの入国プロセスを踏みます。
コトルに近づくとフィヨルドの水辺の風光明媚な景色がバスの車窓からも楽しめます。
なお、モンテネグロからクロアチアに戻る復路では行きとは別の国境を越えました。帰りのバスが車両故障で突如キャンセルされたため、私たちは他の観光客と共にタクシーでドゥブロヴニクへ帰ることになったためです。タクシーの運転手は国境越えをしたくないケースが多いようで、国境まで行ってくれるモンテネグロ側の車、国境を越えたあとにドゥブロヴニクまで行ってくれるクロアチア側の車を手配する必要がありました。コトルのバスステーション近くに停まっている運転手と交渉し、クロアチア側運転手に繋いでもらい、無事に2台確保。値段はモンテネグロ側60ユーロ、クロアチア側80ユーロの合計140ユーロで合意しました。
1時間ほどモンテネグロを走り、約束通り国境前で1台目のタクシーから降ろされます。国境を越えたところに次のタクシーがちゃんと待機してくれているのが見えるものの、私たち以外は皆車に乗ったまま高速の料金所のように国境に並んでいます。車から降ろされた私たちが徒歩でどうやって通過すれば良いのか分からずウロウロしていると銃を持った検査官に呼び止められる…!焦りつつも、車の間に並ぶようにとのことで無事すんなり徒歩で国境通過。モンテネグロの出国審査はなく、クロアチア入国審査のみでした。
このような方法はあまりお勧めはしませんが、万一私たちのようにバスのキャンセルに巻き込まれてしまった場合の最後の手段として心に留めておいていただければと思います。ちなみに所要時間はバスより30分ほど早かったです。
バスがキャンセルされるようなハプニングが頻繁にあるとは思いませんが、バスもツアーもほとんど値段の差がないことを鑑みるとツアーにしても良かったかなと振り返っています。いずれにせよ、陸路での国境越えは島国国民としてはとても新鮮な体験になりました★
コトルのグルメ
コトルは日帰りなので1食しか食べれない…ということで内陸国ならではのがっつり肉料理を選びました。バスステーション近くのBBQ Tanjgaというお店で、お肉の盛り合わせ1人前Lサイズ+サラダバー+フライドポテト+ドリンク2本で(合計20ユーロ)を2人でシェアしてちょうど良いボリュームでした。https://maps.app.goo.gl/biUvWaUs5DtLUYmZ9?g_st=com.google.maps.preview.copy
すぐそばで肉が次々と焼かれる臨場感、美味しい?辛すぎない?と何度も聞いてくれるフレンドリーでマッチョなお兄ちゃんの接客含め大満足でした。
コトルの猫たち
コトルにはそこらじゅうに猫がいます。どの子の人懐っこく、猫好きには堪らない街です。ドゥブロヴニクも猫が多い街ですがコトルはその5倍くらいの密度で猫たちが闊歩しているように見えました。
ドゥブロヴニクからコトルへの日帰り旅行をする方への参考になれば幸いです。
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