イーストロンドンの注目エリア、ハックニーウィックを楽しもう!

ハックニーウィックアイキャッチ Travel

この記事ではロンドンで今人気急上昇中のエリア、ハックニー・ウィックについてご紹介します! ハックニー・ウィックの概要とアクセスやおすすめのお店に加え、隣接するオリンピックパークの見どころについても解説しています。この街の雰囲気に魅了されて毎週のように散策している筆者のリアルな感想やおすすめのお店をお伝えしていきます♪

ハックニー・ウィックとは

Hackney Wick ハックニー・ウィックはロンドン東部に位置する活気あふれるエリアです。近年開発が大きく進んだアーティスティックなエリアです。この地域は、かつての工業地帯から変貌を遂げ、今ではアーティストやクリエイティブな起業家が集まるスポットとなっています。

また、このエリアは2012年ロンドンオリンピックのスタジアムがあるストラットフォードに隣接しており、ロンドンオリンピックを機にハックニーウィックを含む東ロンドン一帯は大規模な再開発が行われました。老朽化していた産業施設やインフラが刷新され、オリンピックパークや周辺地域の発展が促進されました。特に、公共交通機関の整備や新しい住宅の建設が行われ、住みやすいエリアへと生まれ変わったようです。10年以上前にロンドンに住んでいた駐在員によると、治安の悪い近寄れないエリアだったそうですが、今ではそんな過去が想像できないほどです!

ハックニーウィックの特徴の一つは、その独特なアートシーンです。色鮮やかなストリートアートが至る所に描かれ、街全体が一つの巨大なギャラリーのようです。

ハックニーウィックのアート

また、ハックニーウィックはグルメスポットとしてもお勧めです。トレンドに敏感なカフェやレストランが並び、訪れるたびに新しい味覚の発見が楽しめます。特に地元の食材を使った料理や、クラフトビールが人気です。

クレートブリューワリーの様子

さらに、天気が良い日にはリトル・ヴェニスと呼ばれるリー運河沿いを散策するのも気持ちが良いです。美しい運河沿いを歩きながら、ユニークなボートハウスや水辺の風景を楽しむことができます♪

ハックニー・ウィックへのアクセス

ハックニー・ウィックへのアクセス方法を2通り説明します。

1. Overgroundで行く

ロンドンOvergroundを利用してハックニーウィックに行くのが簡単な方法の一つです。Overgroundの路線に乗り、ハックニーウィック駅(Hackney Wick Station)で下車します。Overgroundは地下鉄と同様に頻繁に夜遅い時間まで運行されており、Overgroundの駅から徒歩ですぐにハックニーウィックエリアにアクセスできます。

2. ストラットフォード駅からオリンピックパークを経由して行く

ストラットフォード駅(Stratford Station)からもハックニーウィックにアクセスできます。Overgroundや地下鉄のCentral線・Jubilee線・Central線、DLRが乗り入れるターミナル駅であるストラットフォード駅で下車した後、クイーン・エリザベス・オリンピックパーク(Queen Elizabeth Olympic Park)を通り抜けてハックニーウィックへ向かうルートです。オリンピックパーク内には遊歩道や景観が整備されており、ハックニーウィックまでは徒歩で約20~30分ほどかかりますが、このルートでは、オリンピックパーク内の以下のようなランドマークを楽しみながら移動することができます。

アーセロール・ミッタル・オービット (ArcelorMittal Orbit)
赤いらせん状の構造物で、展望台からはロンドン市内のパノラマビューが楽しめます。また、世界で最も高いトンネルスライドもありますので、絶叫好きはアトラクションも楽しむことができます。

アルセロールミタルオービット

ロンドン・スタジアム (London Stadium)
オリンピックの際にメインスタジアムとして使用された場所です。現在はスポーツイベントやコンサートなどが開催されており、イギリスのプレミアリーグのチームであるウェストハム・ユナイテッドFC (Westham United)の本拠地でもあります。

アクアティクス・センター (London Aquatics Centre)
2012年のオリンピック水泳競技が行われた場所で、現在は一般の人々も利用できるプールとして市民に親しまれています。屋根のデザインが特徴的な建造物としても楽しめるスイミングセンターです。

オリンピックリングス (Olympic Rings)
パーク内にあるシンボル的なスポットで、五輪のシンボルであるオリンピックリングが展示されています。写真撮影スポットとしても人気です。

リー・バレー・ヴェロパーク (Lee Valley VeloPark)
2012年のオリンピックで自転車競技が行われた場所で、現在もトラックサイクリングやBMXなどを体験できる施設として人気です。

これらのランドマークを通りながら、ハックニーウィックに向かうルートは、スポーツやアート、建築に興味がある人にとってはとても楽しい散歩道となるでしょう♪

ハックニー・ウィックのおすすめのお店

おしゃれで素敵なお店が本当にたくさんあるのでどれをピックアップするか悩むものの、ジャンルを分散させた以下6店をここではに絞ってご紹介します。

Hackney Bridge (フードコート/コーワーキングスペース/イベントスペース)

ビアバー、ピザ、ハンバーガー、カレーなど様々なジャンルのお店が軒を連ねています。フードコートだけではなく、ワーキングスペースであり、イベントスペースでもあります。毎週日曜日にはFlea Marketというヴィンテージマーケットも開催されています。
フードコートエリアは屋内に2フロアに加えて外の席もたくさんあるので、晴れている日には購入後運河沿いのテーブルで食べるのがおすすめです。 また、写真はTamilaというお店の豆のカレーとパラタのセットです♪

豆のカレーとパラタ

Crate Brewery (ビアレストラン)

常に賑わっている醸造所兼ビアレストラン。ビールだけでなく、りんごやルバーブなどから作った辛口のサイダーもぜひ試してみてください。薄焼きの仔羊のピザとペールエールの相性が抜群でした!

仔羊のピザ

Hearth (ベーカリー)

天然酵母で作ったパンがいただけるベーカリー。ずっしり食べ応えのある全粒粉を多く使った食事パンから甘いペイストリーまで扱っています。イートインメニュー、コーヒーもあります。月曜から水曜は営業しておらず、臨時休業も多いのでHPやインスタグラムをチェックしてからの来店をおすすめします。
https://www.hearthbakery.co.uk/

Hearthベーカリー

Grow (ミュージックバー)

毎晩のようにアーティストが演奏を行っているミュージックバー。木曜日の夜はJazz、その他の日は様々なジャンルの生演奏イベントが行われています!土日は昼間のイベントもあり、夏季は運河沿いのテラスで行われることもありとても気持ちが良い空間で音楽を楽しめます!
チャージはイベントによって無料〜5ポンド程度とふらっと立ち寄りやすい価格も相まって筆者が何度もリピートしているお店です♪

Grow中での演奏

Barge East (船上レストラン)

運河沿いのハックニーウィックならではの体験ができるボートハウスのレストラン。レストランエリアとガーデンエリアがありますので予約する際はご注意ください。レストランエリアでは盛り付けもおしゃれな創作料理を船上で楽しめます。

Saint Espresso Cafe & Saint Coffee Roastery (カフェ)

運河から一本離れたところに位置する、ロースタリーを併設する自家焙煎のカフェ。テラス席も多くあり、読書や作業をしている地元の人が多いカフェ使い勝手の良いです。ワンコ連れのお客さんも多いです。

セイントエスプレッソコーヒー

ハックニーウィックの情報は日本ではまだガイドブックにもあまり載っておらず、近づき難いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひロンドンに滞在の際には一度訪ねてほしいエリアです★
この記事がハックニーウィックに興味がある方の参考になれば幸いです。

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