ノルウェーのフィヨルドツアーの途中で立ち寄ったKristiansand クリスチャンサンで偶然見つけた現代美術館、Kunstsiloが素敵すぎました。まだ新しい美術館であること、日本からノルウェーに旅行する際にKristiansandはメジャーではないこともあり知名度は低いかと思いますが、今後ノルウェー旅行に行かれる方には是非立ち寄っていただきたいスポットです。 この記事ではKunstsiloの歴史と背景、見どころについて解説しています♪
Kunstsilo クンストサイロの歴史と背景
Kunstsilo クンストサイロはノルウェー南部のKristiansand クリスチャンサンにある現代美術館です。この美術館は、ユニークな歴史と建築を持つ文化施設としてとても注目されているそうです。 Kunstsiloはもともと1930年代に建設された穀物サイロ(!)を改装して作られた美術館です。建物は近代建築の一例として非常に評価されており、その特徴的な外観はこの地域の産業遺産を象徴するものとなっています。サイロとしての役割を終えた後この建物は長い間使用されていなかったのですが、こちらを文化施設として再利用するアイデアが浮上しました。
クリスチャンサン市とSørlandets Kunstmuseum(SKMU、南ノルウェー美術館)は、サイロを改装して現代美術の展示スペースにするプロジェクトを進めてきました。そしてついに2024年に「Kunstsilo」としてオープンしたそうです♪
見どころ
Kunstsiloの最大の魅力はそのユニークな建築と展示内容です。
建築デザイン
旧サイロの円筒形構造を活かした内部空間は、展示品を効果的に配置できるよう設計されており、訪問者はその独特な空間体験を楽しむことができます。
また、サイロの外観も、約100年前の建物が改装されたとは思えないほど見事に保存され、さらにチャームポイントが強調されています。建物の産業遺産を尊重しながらも、現代的な美術館としての機能を備えたデザインに圧倒されるばかりです。
入ってすぐのサイロに囲まれた吹き抜け、サイロのカーブに沿って配置されたソファ、サイロの筒を利用した螺旋階段、サイロの円柱に沿って作られた屋上テラスの展望スペースが特に印象に残りました。
展示内容
Kunstsiloは、主に現代美術の展示に焦点を当てています。特に、ノルウェーおよび北欧の現代美術家による作品が多く展示されており、地域の芸術文化を深く理解することができます。
また、SKMUの膨大なコレクションの一部がKunstsiloに移管されており、量質共に充実した展示内容となっています。絵画だけでなく、様々なメディアを使ったインスタレーションや、陶磁器の展示もありました。
アクセスと料金
アクセス
Kristiansand駅、港、バスターミナルからそれぞれから徒歩15分です。
料金
大人190NOK(2024年現在)、子供は無料です。 事前にWebサイトからも購入できます。
Kunstsiloは、クリスチャンサン市の歴史的建造物を現代美術館として再生したユニークな施設であり、その斬新な建築と多様な展示内容に魅了されました。Kristiansandに立ち寄る際には是非訪問していただきたいスポットです。
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