この記事ではノルウェーのフィヨルドを次の旅行先として検討されている方向けに、私たちが実際に行った現地ツアーの詳細やTipsをお伝えします。 ノルウェーにはいくつものフィヨルドがありますが、私たちはアクセスの良さとPulpitrock パルピットロック(=Preikestolen プレーケストーレン)に登れることから、数あるフィヨルドの中でもLysefjord リーセフィヨルドを訪れることにしました!
リーセフィヨルドのクルーズの様子、パルピットロックのハイキングのイメージはこちらでも紹介しています★
リーセフィヨルドハイキングに至ったきっかけ
以前モンテネグロを訪れた際、初めて氷河の浸食作用によって形成された複雑な地形であるフィヨルドなるものを見る機会がありました。モンテネグロのコトル周辺のフィヨルドもとても美しく自然の力や時間の流れの雄大さを感じることができましたが、より大規模なものはノルウェーにあると知り、ノルウェーのフィヨルドに行けるタイミングを虎視眈々と狙っていました。
本場のフィヨルドを見たい!それもクルーズや車窓からだけでなく、フィヨルドを歩いて大自然の雄大さを感じたい!との思いから①クルーズ ②電車 ③ハイキング の3つを楽しめるコースでリーセフィヨルドを訪れるルートを検討しました。
私たちが選んだリーセフィヨルドの現地ツアー
現地ツアーは複数のツアー会社から催行されていますが、私たちは以前行った友人に勧められたFjord Toursという会社を選びました。
https://www.fjordtours.com/en/norway/tours
日帰りのクルーズだけの商品から数週間に渡るツアーまで幅広く取り扱いがあり、自分のニーズに合わせたアレンジが可能です。 私たちはStavanger スタバンゲルを起点とし、船とバスでリーセフィヨルドを周ってPulpitrockパルピットロック(=Preikestolen プレーケストーレン)をハイキングし、電車でKristiansand クリスチャンサンを経由し、バスでOslo オスロに抜けるルートを選択しました。同じルートでもハイキングの有無、宿泊の有無や泊数を選ぶことができます。ツアー予約のプロセスは以下をご参照ください。(スクロールできます)
リーセフィヨルドの現地ツアーのルートと旅程
1日目
ツアーの起点であるStavangerに夜到着。
2日目
ここから船からが現地ツアーに組み込まれたプランになります♪
10:00〜12:30 クルーズ
Stavanger港からリーセフィヨルドのクルーズへ出航!Forsand港まで乗船します。
フィヨルドのエリアに入る前にはStavangerの街並みやアート、石油博物館や穀物庫などを船から楽しめます。車内の放送で街の歴史、現地の人々の暮らし、その時見えているスポットの解説が流れるのがとてもわかりやすく助かりました。 途中に日本でも良くお目にかかるノルウェー産サーモンの養殖場も通ります。
フィヨルドに入ってからは船のデッキに出て景色を楽しむことをおすすめします。切り立った崖や滝のギリギリまで船を進めてくれるので臨場感がありとてもワクワクします!午後にハイキングに行くPulpit Rockも海上から眺めます。見上げるととても高いところに平らな一枚岩があり、ここにこの後自分の足で登るのか…と興奮と不安の両方を感じます笑
12:30~13:00 バス
Forsandの港で下船し、Pulpit Rock Cabin(ハイキングのベース)までバスで向かいます。クルーズに乗っている全員がハイキングに行くわけではありません。「ハイキングに行く人はここで降りてバスに乗るように」という放送がかかるので、降りそびれないように注意しましょう! 船を降りるとバスが待機していますのでそれに乗り込み、羊や馬がいる景色を楽しんでいるとあっという間に30分経ち、ハイキングのベースであるPulpit Rock Cabinに到着します。
13:00~17:00 ハイキング
私たちが選んだのはセルフのハイキングなので、地図を確認しトイレを済ませていざ登り始めます!
なお、オプションでガイド付きハイキングを選ぶこともできます。ハイキングシューズ以外特別な装備は不要なコースですし、ルートもきちんと記されており、トレイルも綺麗に整備されているので、不安な方やガイドから説明を聞きたい方以外はセルフで登っても楽しめると思います。Pulpit Rockの公式サイトによると、冬季に登る場合ガイドツアーを特にお勧めするとのことでした。私たちが行った8月には他のハイキング客もほとんどがガイドなしで登られていました。また、小さい子供や犬連れの方もよく見かけました。
途中雨に降られたものの、無事Pulpit Rockに到着。持参したサンドイッチでチャージして下山開始。 行きは2時間かかりましたが、帰りは1時間30分ほどで降りました。
17:05~18:00 バス
バスでBaseからStavangerスタバンゲルへ。バスは夕方の時間帯は夏季であれば1時間に一本程度走っています。ツアーの案内に自分が乗るバスの時間が記載されているものの、他の便にも空きがあれば乗れるようです。私達の場合21:15の最終バスの席が確保されていましたが、私たちは17:05の早い便に乗り込むことができました。混んでいる場合は日によってはハイキングが終わっても次のバスが来るまでBaseで待つ必要があるかもしれません。その場合、カフェやレストラン、お土産屋があるのでそこで過ごすことができそうです♪
3日目
この日はほぼ移動になります。
8:47~11:43 電車
Stavanger スタバンゲル~Kristiansand クリスチャンサンへ電車で移動 車窓からフィヨルド、湖、山々の美しい景色が楽しめます。
11:43~14:00 自由時間
Kristiansand クリスチャンサンで自由時間 私たちはKunstsiloという昔のサイロをリノベーションして生まれ変わったKunstsilo クンストサイロという2024年にできたばかりの現代美術館で過ごしました。Kunstsiloについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
14:00~18:18 バス
Kristiansand クリスチャンサン~Oslo オスロへバスで移動 電車の駅のすぐ横にあるバスターミナルから乗車します。約4時間の道中でトイレ休憩はありませんが、バスにトイレが付いていますのでご安心ください。
ここまでがFjord Toursの日程です。この後オスロに一泊し、観光とグルメを楽しみました。オスロについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。(準備中)
Fjord Toursの良かった点と注意点
良かった点
①起点と終点が色々な場所か選べ、日数もフレキシブルに選べる
②基本的にセルフツアーだが、各所の見どころや乗り場の詳細案内が分かりやすく迷うことなく楽しめる
③ホテルはツアーがおすすめするホテルを組み入れることもできるし、ツアー外で取ることもできる
私たちはホテルはツアー外でClarion Hotel Stavangerを2泊予約しました。2日目のクルーズの港にも3日目の電車の駅にも徒歩10分程度とアクセスがよく、朝ごはんがとても充実、さらにStavanger港が一望できる高層階のバーも楽しめたのでStavangerを起点にする方にはとてもお勧めできるホテルです。
注意点
①基本的にセルフツアー。ハイキングなどガイド付きを選ぶこともできるが、その場合かなり高額になる
②リサーチの余力があれば、クルーズ・電車・バスを全て別々に取る方が安くなるケースもあると思われる
Pulpit Rock パルピットロックハイキングの注意点
私たちは今回のためにハイキングシューズを購入したレベルのハイキング初心者です。このような初心者の観点からPulpit Rockハイキングで感じたこと、Tipsをお伝えします。
①ハイキングシューズは必須 スニーカーでも大丈夫という記事や口コミも見かけましたが、石や岩で整備されたトレイルは滑りやすいのでハイキングシューズで行くことを強くおすすめします。
②レインコートを持参する 天気が変わりやすく、突然雨になることもあるので、よほど晴天の日でない限りレインコートを持って行くと良いでしょう。
③トイレはふもとのBaseにしかない 途中にトイレはありません。必ず登り始める前に済ませておきましょう。
④サンドイッチやエナジーバーなどの軽食を持参する 頂上や、途中の景色が良く比較的平らなところで食べるサンドイッチは最高です♪
公式サイトでトレイルの地図や当日の天気が確認できますので、事前に確認されることをお勧めします。
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