ノルウェーのオスロに旅行される方に向けて私たちが2024年に1泊2日で巡ったスポット、味わったグルメ、市内交通や空港アクセスを紹介しています。
オスロの様子が分かる写真はこちらでもたくさん掲載しています♪
1泊2日オスロ旅行の日程
1日目 PM
- フィヨルドツアーからオスロに到着(現地フィヨルドツアーの詳細はこちらの記事から)
- オペラハウス周辺を見学
- ディナー at Elias mat & sånt、ワッフル at Vaffelvogna
2日目 AM
- カフェとパン屋巡り
- ムンク美術館を見学
2日目 PM
- ランチ at Fiskeriet Youngstorget
- オスロ市庁舎を見学
- 空港へ移動
1泊2日でオスロで訪れたスポット
1. オペラハウス
オスロ・オペラハウス(Oslo Opera House)はノルウェー国立オペラ・バレエ団の本拠地です。このオペラハウスは、その革新的な無機的なデザインと港とオスロフィヨルドに面した絶好のロケーションで、観劇をせずとも楽しめるスポットでした。 オスロ中央駅(Oslo Central Station)から徒歩数分の距離にあり、アクセスが非常に便利なのも魅力的です。以下にオスロ・オペラハウスの見どころを紹介します。
- 建築デザイン
白い大理石で覆われた建物は、まるで水面から浮かび上がる氷山のようにも見えます。屋根は緩やかなスロープになっており、市民が自由に登って、フィヨルドや市内の景色を楽しむことができます。屋根に登ることができるというユニークな設計は、訪れる人々に建物そのものを「体験」させるというコンセプトがあるそうです。建物全体がパブリックスペースとして機能しており、アートと日常が融合する場所となっています。
- インテリア
内部は、暖かみのあるオーク材と、波打つような形状の壁面が特徴で、外部の冷たくシャープな大理石とのコントラストが美しいです。メインホールは金色の色調で統一され、音響にも優れた設計が施されているそうです。
- オペラとバレエの公演
ノルウェー国立オペラ・バレエ団によるオペラ、バレエ、公演が年間を通じて行われています。クラシックから現代作品まで、幅広いレパートリーが特徴です。公演予定は公式サイトからご確認ください。
https://www.operaen.no/en/
2. ムンク美術館
ムンク美術館(MUNCH)は、ノルウェーを代表する画家エドヴァルド・ムンクの作品を中心に展示している美術館です。かの有名な絵画「叫び」をはじめ、彼の作品や生涯を深く知ることができる貴重な場所です。解説がとても充実しており、彼の生涯とそれが作品に与えた影響をよく理解できました。以下にムンク美術館の見どころを紹介します。
- 「叫び」
ムンクの代表作であり、ムンクが感じた内面の不安や恐怖が表現されています。ムンク美術館では3つ異なるバージョンの「叫び」が1時間毎にランダムに展示されます。すべて鑑賞したい場合は数時間滞在する必要がありそうですね。
- ムンクの自画像
ムンクは多くの自画像を描いています。彼の感情や心理状態の変化が反映された自画像コレクションは、彼の芸術と個人的な闘いを理解するうえで重要なコレクションだそうです。
- ムンクの版画作
絵画だけでなく、ムンクは版画技法にも優れ、リトグラフや木版画など、多彩な作品を手がけました。
- 常設展と特別展
ムンク美術館では常設展だけでなく、定期的にテーマごとの特別展も開催されています。ムンクの多岐にわたる創作活動を、新たな視点から体験できるのが魅力です。特別展の開催予定は公式サイトでご確認ください。
https://www.munchmuseet.no/en/exhibitions/
- 美術館の建築とロケーション
2021年に新たに開館したムンク美術館は、モダンなデザインが特徴で、オスロフィヨルドの景色を楽しむことができます。美術館の高層階からは美しい景観が広がり、アート観賞とともにオスロの街並みを眺めることができます。
- カフェ
館内には港に面した光がたっぷり入る素敵なカフェもあり、ゆったりと休憩しながらムンクの芸術に浸る時間を過ごせます。叫びのクッキーは必食です!笑
3. オスロ市庁舎
オスロ市庁舎(Oslo City Hall)は、ノルウェーの首都オスロにある歴史的かつ文化的に重要な建物です。市庁舎はその独特な建築と、ノーベル平和賞授賞式が毎年行われる場所としても知られています。以下にオスロ市庁舎の見どころを紹介します。
- 建築
建設は1931年に始まりましたが、第二次世界大戦による中断を経て、1950年に完成しました。建築スタイルとしては 機能主義建築(Functionalism)を取り入れたモダニズム様式だそうです。 市庁舎は、二つの赤レンガの塔が特徴的なデザインで、時計塔としても機能しています。ただ、2024年の夏は工事中で外観の美しさを目一杯楽しむことはできませんでした。
- メインホール
ノーベル平和賞の授賞式が毎年ここで行われます。ホールの壁面はノルウェーの芸術家たちによるフレスコ画で装飾されており、ノルウェーの歴史や文化をモチーフに見てとることができます。
- オスロの歴史を描いた壁画
市庁舎内部の各部屋や廊下には、ノルウェーの歴史や伝説、労働者の日常を描いた壁画が多数展示されています。特に、ノルウェーの労働運動を題材にした「労働の部屋(Arbeidernes Hall)」は見応えがあります。
1泊2日でオスロで楽しめたグルメ
シーフード
Fiskeriet Youngstorgetでいただいたズワイガニのガーリック蒸しアイオリソース添え(Snow crab)とフィッシュスープ(Creamy fish soup)がとてもおいしかったです!特にカニは物価が高いノルウェーではかなりコスパがいいと感じました。私たちがランチで訪問した日は中の席は全て予約済みで、予約なしの場合はテラス席に案内されていました。悪天候の場合寒い思いをして食べることになるため、予約して伺うことをおすすめします。レストランで食事している客層は観光客が多く、地元の常連客は鮮魚やお惣菜を買って帰る人が多いようでした。
カフェ
オスロはコーヒー文化が盛ん!日本でも複数店舗を展開している大人気のカフェ、フグレンもオスロ発ですね。
滞在中に数件カフェに行きましたが、焙煎も自前でやっているTimwendelboeが特に印象に残りました。ドリップもエスプレッソメニューも豆が様々な種類から選べます。複数種類を少量ずつ飲めるコーヒーテイスティングメニューもありました。
ベーカリー
食事パンもペイストリーも充実してそうなGodt Brød Grünerløkkaに訪れました。お土産に買って帰る食事パンはスペルト小麦のサワードゥブレッドを、ペイストリーはシナモンロールとカルダモンロールをチョイス♪ オスロ市内に複数店舗あり、カフェスペースもあって使い勝手が良いお店です。
ノルウェー風ワッフル
薄めで外はカリッと中はややもちっとした生地とハートの形が特徴的なワッフルです。ノルウェーとスウェーデンで昔から食べられている伝統的なスタイルだそうです。オスロでは専門店での提供が多く、ワッフルを売りにしたカフェやストリートでもいくつか見かけました。私達は夜遅くまで営業しているフードトラックスタイルのVaffelvognaというお店で購入しました!https://maps.app.goo.gl/RnUeCrhJan8VL99G9?g_st=com.google.maps.preview.copy
プレーンなものからクリームやアイス、ノルウェー名物ブラウンチーズのブルノストやジャムなど様々なトッピングが選べます!
オスロ市内の交通
オスロの交通の種類
バス、トラム、メトロ、電車、フェリーが走っており、すべて同じ会社が運行しているためチケットも共通になります。市内の観光でメインで使用するのはバスとトラムになります。
バスやトラムの車内では電光掲示板に次の停留所の情報、乗り換え情報などが表示され、観光客にとっても大変わかりやすく助かります。
チケットの種類と料金
ゾーンごとに料金が設定されています。ゾーン×回数(or時間)で自分のニーズに合ったチケットを選ぶことができます。主要な観光地はすべてゾーン1に含まれていますが、オスロ空港は含まれていません。
ゾーン1の1回券を3枚分でほぼ1日券の値段になりますので、一日動き回るのなら1日券を購入するのがお勧めです!2024年現在、ゾーン1の1回券は42NOK 、1日券は127NOKです。 チケットの種類や値段についての最新情報は、運行会社Ruterの公式サイトもご参照ください
主要な駅やNarvesen, 7-Elevenなどのコンビニ、ツーリストインフォメーションセンターなどで購入できます。バスやトラムの停留所には券売機はないので事前に購入しておきましょう。 また、バスは運転手からチケットを購入できるようですが事前に購入する場合に比べて割高になります。トラムやメトロは車内で購入することはできません。チケットの購入場所についての最新情報は、運行会社Ruterの公式サイトもご参照ください。
オスロ市内〜空港のアクセス
オスロには空港が複数あります。オスロ空港(OSL)を使う場合が多いと思いますが、欧州内を飛ぶ格安航空を利用する場合にはサンデフィヨール空港(TRF)など市内から離れた小さい空港に発着する可能性もあります。
- オスロ市内〜オスロ空港(OSL)のアクセス
オスロの中心部からオスロ空港までは電車で20分程度で、ローカルの電車や空港エクスプレスが走っています。
ローカルの電車の所要時間は23分で料金は124NOK 〜です。こちらのサイトから事前にチケットが購入可能です。
エクスプレスは所要時間19分でローカル電車に比べてやや早いですが、料金は240NOKとお高め。こちらのサイトから事前にチケットが購入可能です。
- オスロ市内〜サンデフィヨール空港(TRF)のアクセス
バスで1時間35分程度とだいぶオスロの中心部から離れているので、余裕を持って移動する必要があります。料金は時間によって変動しますが280〜350NOK程度です。こちらのサイトから事前にチケットが購入可能です。特定の便に合わせて運行しているので、自分の便にピッタリな時間のチケットを購入することができます。
オスロに行く際の注意点
ショップやレストランの休業日を要確認
オスロでは日曜お休みのお店がとても多いです。レストランは日曜と月曜のお昼もお休みのところも多く、私達も一番行きたかったレストランには曜日の関係で行けませんでした。 そのため、短い日数しか滞在できない場合は行きたいスポットやレストランの休業日をあらかじめチェックすることをお勧めします。
関連記事
ノルウェーのフィヨルドツアー体験記
ノルウェー南部のKristiansandにある現代美術館もとてもおすすめです!
オーストリア ウィーンの1泊2日弾丸旅行記
アイルランド ダブリンの1泊2日弾丸旅行記
コメント